アムステルダムは芸術都市
絵画大国オランダ
低地の国、オランダ。国土の大部分が干拓によって創り出されたオランダはどこまでも平らな地面が続く。平らな土地にはチューリップ畑や牧場が広がり、牛馬が草をのんびり食む景色は日常茶飯事。運河整備のために建てられた風車は風に呼応してグルングルンと回り、ネーデルラント(低地の国)らしさを見せつける。
オランダ出身の芸術家は多い。日本人に人気なゴッホに始まり光の描き方を極めたフェルメール、オランダの素朴な暮らしを描いたヤンステーンや風景を数多く描いたラウスダール、そして夜警で有名なレンブラント。他にも多くの画家がこの国で生まれ、この国の風景を描き残していった。彼らが見た景色と今僕らがオランダで見る景色はそう変わらないだろう。絵画に映る景色と街中の景色を見比べながら町を散策するのも趣があって面白い。
レンブラント、ゴッホを見るならやっぱりアムスでしょ
ミュージアム広場(Museum Plein)
アムステルダム中央駅から少し南にあるのがミュージアム広場。ここは国立博物館(Rijks Museum)、ゴッホ美術館、アムステルダム市立美術館(Stedelijk Museum) の三美術館が一堂に会する特別な公園で、日本で言う上野公園のような場所だ。アムステルダムへ行く人はマストで訪れるべし。この広場の通りの向かいにはオランダが誇る交響楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の本拠地であるConcertgebouw(コンサートホール)がある。
国立博物館(Rijks Museum)
オランダ最大の美術館にしてヨーロッパ有数の美術館である、Rijks Museum。ここにはオランダ人画家によって生み出された数々の名画に加え、オランダの歴史に関する貴重かつ歴史的な品物が展示されている。こちらの目玉はなんといっても夜警だ。壁一面を覆い尽くすほど大きなこの絵画は、アムステルダムの裕福な市民によって構成された自警団の依頼を受けたレンブラントの手によるものである。夜警は2013年よりコンピューターを用いた修復作業の下にあり、長らくガラスのショーケース越しの鑑賞を余儀なくされている。が、案外この修復作業中の夜警も期間限定感が感じられて面白い。





Rijks Museumには、日本に関する展示もある。それは出島の縮小模型だ。オランダは鎖国政策を採る江戸幕府が唯一交易を認めた西洋国。De Liefde号漂着事件をきっかけに始まった日蘭関係の深さをこの展示に見ることができる。ちなみに下関戦争で負けた長州からぶんどった砲塔の一部も展示されている。なんとも情けない展示品ではあるものの、当時の武士たちのおかげで日本は隷属の道を拒み独立を守り抜くことができたと考えると感慨深くもある。
ゴッホ美術館 (Van Gogh Museum)
国立博物館を背にして公園の右側にあるのがゴッホ美術館。言わずと知れたオランダ絵画の巨匠ゴッホの作品をおなか一杯になるまで楽しむことができる。ゴッホ美術館は館内がそれほど広くないためチケットが早くに売り切れてしまうことも。アムス滞在の時間が限られている方は公式サイトからオンラインチケットを事前購入しておくと良いかもしれない。館内のカフェはQRコードで注文、支払いをするシステムで、気軽に利用できる。アップルタルトも最高においしいのでぜひお試しあれ。




アムステルダム市立美術館(Stedelijk Museum)
ゴッホ美術館の横にありながら、残りの二つに比べて比較的空いている市立美術館。実はここは侮れない美術館だ。ピカソやマティス、シャガール、モンドリアンなど近現代美術の巨匠たちの作品が展示されている他、ポスターや映像作品の展示なども充実している。建物自体も白で統一された落ち着く空間になっており、ゆっくりと作品を眺めながら観光で疲れた体を休めることができる。






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